春を呼ぶ
郷土八戸の春を呼ぶ祭り、「えんぶり」がいよいよ今日から始まりました
。
えんぶりは、年の初めに豊年豊作を祈る民俗芸能で、
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
毎年2月17日の早朝、
三十数組のえんぶり組が競って長者山新羅神社に集合し、
えんぶり行列の順番を決める番号札を受け取り、
7時からは境内で『奉納摺り』が行われ
その後中心街での一斉摺りに向けて
『えんぶり行列』が出発します。
「えんぶり行列」となって中心街に終結し、
通りを埋め尽くした三十数組のえんぶり組が
のろしの合図とともに一斉に摺る『一斉摺り』は
圧巻の一言で、5年前に間近で見た時は
感動で鳥肌が立ち、涙まで出てまいりました
。
「えんぶり」の象徴とも言える烏帽子を被った「太夫」の舞を
「摺り」と申しまして、稲作の一連の流れを表しています。
太夫のリーダーである「藤九郎」が口上を述べながら入場する摺りこみ~
年の初めの祝い歌、苗代に種を蒔き、
馬に田を耕させる田植え準備を表す摺りはじめ~
人も馬も疲れたのでひと休み。
休憩中にどぶろくを飲んだ男がご機嫌になり
松の小枝を手にかざして踊る松の舞~
輪に銭がついた銭太鼓を両手に持って回しながら踊るエンコエンコ~
育った苗を田に植えることを表す中の摺り~
打ち出の小槌や扇を持ち、
おめでたい口上や歌に合わせて舞う
大黒舞・えびす舞~
稲刈りを終え、俵を蔵に積んで収穫のお祝いと豊作祈願をする摺りおさめ~
田から水が漏れないように「ねずみ穴からも、ケラ虫穴からも水は通さんように
しっぽりこと止めて申したりやい」と唱えて終わる畦留め
八戸(南部藩)は、夏に「やませ」という冷たい風が吹き
かつて何度も凶作に見舞われた土地ですから
この「えんぶり」には農民たちの豊作への切実な思いが込められています。
南部の人達は、えんぶりが終わると春がやってくると申します
。
春を待つ北国のまつり「えんぶり」
ご興味のある方は是非一度八戸へおんでやぁんせ![]()
写真:前原俊彦氏
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