お盆と終戦記念日
もうすぐ8月も終わりですね。
8月といえば・・・
甲子園、お盆、終戦記念日。
子供の頃から、なんとな~くぼんやりと考えていたことがあります。
どうしてお盆の最中に終戦記念日があるんだろう?
亡くなった方が帰ってくるお盆に終戦というのは
何だかとても大切な意味があるように感じて・・・。
広島・長崎の原爆投下の日、そして終戦記念日が近付くと
メディアは一斉に戦争番組を放送しますよね
。
これまで私が持つ太平洋戦争の知識は、書物やテレビ、映画から入る情報だけで、
日本の歴史の一場面という認識でしかなかったのですが、
ところが最近、お盆が来る度に両親が戦時中の思い出話をするようになり、
「あ~、こんな身近に体験者が居たんだ
」というのが正直な感想です。
終戦当時、両親は小学1年生でした。
母親の背中に背負われて、奥さんとお腹の中の赤ちゃんを残して出征する
まだ若い叔父さんを駅まで見送りに行った光景や
出征する息子の為に、曾祖母が近所に千人針をお願いしに回っていたこと。
戦死した叔父さんの遺骨が戻ってきて、骨箱の中を見たら石ころだったこと。
終戦の日、玉音放送を聴いて大人達が泣いていた光景・・・。
他にも、
すぐに底が破けてしまうような短靴さえ、くじ引きで配給され
当った時は本当に嬉しかったこと、
広島長崎の原爆投下が遠く離れた青森の小学生に伝わってきた時の様子や、
戦後、日本に着任したマッカーサーの噂を聞き、当時の小学生達は
クラスの仕切りやさんを「うちのクラスのマッカーサー」と
呼んでいたことなど・・・
幼い子供の心に刻まれた戦争の記憶はまだまだ沢山あり
その記憶の中から紡ぎ出される言葉の一つ一つは、
戦争は決して遠い昔の他人様の歴史ではなく、
私達の両親、祖父母が体験した身近な過去だということを
あらためて教えてくれます。
出征なさった世代の方々は、お亡くなりになっている方も多く、
お話しを直接伺う機会も少なくなってしまいましたが、
当時子供だった私の両親世代(70代前半)の方がもし身近にいらしたら
「いつの日か・・・」、「そのうちに・・・」などと悠長なことを言わずに
どうぞ少しでも早く、戦争の生の記憶を伺って下さい。
私達には、それを次の世代に伝える義務があるのですから。
今年もお盆準備のため、私専用の「冠婚葬祭用の虎の巻」ファイルを
めくっていたら、昨年挟んでおいたらしきメモが1枚出てまいりました
。
「少欲知足(足るを知る)」
「満足することを知っている者は貧しくても幸せであり、
満足することを知らない者はたとえお金持ちでも不幸である。
足るということを知り、自分を取り囲んでいる全てのものに感謝して
暮らすことができる人が、一番豊かな人です。」
と書いてありました。
そういえば昨年のお盆中、お参りに行ったお寺さんや、
たまたま手にした書物で、何度もこの言葉と遭遇し、
きっとこれはご先祖様から私への教訓なのだろうと勝手に思い
メモをして虎の巻に挟んだ記憶が蘇ってまいりました
。
「少欲知足」いつも心に留めておきたい大切な言葉です。
そして、平和への願いもご先祖様を敬う心も8月だけではなく、
いつも心に留めておきたい大切なことですね。
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